森山 ひろゆき 中井大臣と特定失踪者家族が面会

特定失踪者問題調査会ニュース 845号より全文です。


11月2日に行われた中井洽・拉致担当大臣との面会について

 すでに報道もされていますが、昨日2日正午から、特定失踪者のご家族と中井洽・
拉致問題担当大臣(兼国家公安委員長)との面会が行われました。

 参加したのは北海道から鹿児島まで、26人の失踪者のご家族32名でした。
 大臣到着前にそれぞれのご家族から大塚耕平副大臣に鳩山由紀夫総理(拉致問題対
策本部長)宛の手紙をお渡ししました。

 その後中井大臣が到着し、挨拶の後調査会代表荒木より要請文書を手交し、その後
ご家族の訴え及び大臣からの発言がありました。以下大臣からの発言要旨と調査会か
らの要請文書をお知らせします。なお、ご家族の手紙については今後順次お知らせす
る予定です。

(大臣の発言要旨 文責調査会)
 私は鳩山総理から、拉致問題担当大臣を拝命した。鳩山総理は、米国、中国、ロシ
ア各国との首脳会談、ならびに国連総会での演説などで、拉致問題の解決を訴えてき
た。その中で、鳩山総理は、拉致問題の解決に向けて我が国が主体的に努力をしてい
くことの重要性を指摘している。

 拉致問題の解決に当たっては、「いったい誰が拉致被害者なのか」を調査していく
ことが重要である。そのため、警察庁長官に対して、拉致被害者の特定と全員の拉致
被害者の帰国に向けて努力するように指示した。

 特定失踪者のご家族にとっては、なんらの情報がないことが苦痛であることはよく
理解している。失踪時に、警察には拉致という認識がなかった。しかし、当時は誰も
拉致の認識を持っていなかったのである。そのため、警察庁には「過去の捜査の在り
方を責めないが、現在少しでも情報をとれるのなら今やれ」と要請をしている。

 拉致被害者の政府認定の三要件については、問題があると考えている。要件の一つ
に、「北朝鮮の国家意思が推認できること」というものがあるが、それは金正日に聞
いてみるしかわからないことだ。

 拉致問題に関するすべての情報は、私のもとに集中させて、岡田外務大臣と調整を
する。北朝鮮に対する経済制裁という強い姿勢は維持するが、北朝鮮からのサインは
見逃さない。どんなチャンスも逃さない。どんな行動も厭わない。
 特定失踪者のご家族が一致団結して、皆さんの意見を調査会を通じて、私のもとに

せてもらいたい。

(調査会からの要請文書)

                               平成21年11月2日

内閣総理大臣・拉致問題対策本部長 鳩 山  由 紀 夫様
                                       特定失踪者問題調査会代表
 荒 木 和 博

 新政権発足以来拉致問題への積極的なお取り組みに心より敬意を表する次第です。
今回は中井担当大臣のお計らいにより特定失踪者のご家族との面会が実現しましたこ
とに重ねて感謝申し上げます。

 ご家族から総理に宛てた手紙の内容は様々ですが、どれも切実な思いにあふれてい
ます。その苦しみをご理解いただき、さらに一段と積極的な対処を賜りますよう御願
い申し上げる次第です。

 以下、ご家族の思いやこれまで家族懇談会等で出された意見をもとにして特に御願
いしたい点を申し上げます。

1、情報機能の強化

 すでに中井大臣が繰り返し強調されており、具体的に対策本部情報室の強化などが
進んでいるのは誠に当を得たものと思います。当然のことながら私たちの経験からも
情報収集には相当の無駄も必要であり、器のみならずあえて無駄をしうる体制をぜひ
作っていただきたく御願いする次第です。

2、情報の公開

 特定失踪者家族にとっていかに些細なものであっても情報は極めて重要です。不確
かなものであれば不確かでかまいませんので、すでに刑事告発等行われているケース
を含め、可能な限り情報を提供していただくよう御願い申し上げます。

3、拉致認定

 中井大臣は就任まもなく拉致認定をさらに進めるよう指示されており、警察庁長官
も同様の発言をされていますが、特定失踪者の家族にとっては極めて切実な問題で
す。ぜひ踏み込んだ対応を賜りたく御願い申し上げます。

 拉致被害者には特定失踪者リストに載っていない人も少なからず存在します。以上
は特定失踪者家族のみならず、全ての拉致被害者に共通のものと思います。心よりお
願い申し上げる次第です。
                             以上

 
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